2008/10/25 中医薬膳学 リョウベイ先生
日本の食文化に合う調理法は?
煮物が多い(炒め物が少ない)→薬膳を取り込みやすい(もともとが煎じ薬だから)
★治療薬膳ではなく保健薬膳
誰でも陰陽両方ある→一般的な補気滋陰健脾
煮込みスープ(薄味の薬膳スープの作り方)
例)丸鶏・魚 → お腹に詰め込む
イシモチ(魚)
①
臭み抜きに白酒を擦り付けておく。
②
塩をする
③ お腹に「黄耆・枸杞子・葱・生姜・朝鮮人参・白朮」を詰める。
④ お皿に載せて 回りにも葱・生姜を散らす
⑤ 水から15分蒸す。
⑥ 仕上げに万能葱をたっぷり載せて熱い油を回しかける。
⑦ 醤油を少したらして、枸杞子を飾る。
① 下処理(例:塩をする)→臭み取りの為等
② 加熱する→例:味付け、途中で枸杞子を入れたり~
③ 仕上げ:配膳前に → 薬粉(治療薬膳)
例) 糖尿病(消渇)-肺胃腎(三焦)に関係する
→補腎:冬虫夏草
→胡椒(散寒温中)-辛味の効用を生かすために最後に入れる。
★ 薬膳中の薬食結合法(弁証の知識要)
目的:「食借薬力、薬助食威」 薬力=効用、威=威力
① 生薬だけだと吸収しにくい時有り
② 本来の効用をさらに強化する
結合法
1. 薬食共調理 → 方法:そのまま単品で、多種類ならガーゼ(tea bag)で包む
① 生薬の形が残る(例:枸杞子)
一番条件が厳しい→強烈な臭みや苦味が無い、形がキレイ、又は整えられる
② 生薬の形を残さない(例:配膳前に取り外す、冬虫夏草)
例)産後の女性に鶏のスープ:当帰など5種類を入れる
2. 薬食分製
① 薬液(煎じ薬)=弁証要
直接、料理に取り込めない場合・1つの治療法を継続したい時
処方に従う。同じ性味で料理に取り込む。
三番煎じ液で料理に使う。 例)麦門冬湯
例)アトピー、湿熱内蘊 (湿熱:海老・ミカン・桃は×)
注)子供の体質=純陽之体(じゅんようのたい)→少し涼の物にする。
例)十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)腫れ物や湿疹、皮膚炎など
· 荊芥(ケイガイ)
· 防風(ボウフウ)
· 柴胡(サイコ)
· 桔梗(キキョウ)
· 川きゅう(センキュウ)
· 茯苓(ブクリョウ)
· 甘草(カンゾウ)
· 生姜(ショウキョウ)
· 樸そく(ボクソク)
· 独活(ドッカツ)
この中から料理に使える物を選んで薄めて入れてやる。
黄連は苦いから大腹皮に代えるとか~
② 薬粉(やくこ):冬虫夏草、紫河車(高蛋白・免疫力アップ・不妊症に)
(2)薬膳調理法
① 炖(とん):長時間、煮込む。
補虚類、スープとして楽しむ(=[保の下に火]湯ハオタン)
② 蒸す
③ 炒
④ 炸(揚げる)
⑤ 焼く:水最小、それほど時間かからない 焼大蝦(えび)
焼く→スープで煮る →例)焼海参(なまこ)
(cf. 焼烤シャオカオ=日本の焼くに相当)
⑥ 煮る(粥・スープ):煎じるに相当
スープとお粥は薬膳の二柱と言われる。
<粥> 胃に優しい 米:甘/平、脾胃、補中益気、健脾和胃
① 薬米同煮:下ごしらえ(前処理)せずに調理に使える。
中薬と米を一緒に煮る。薬食結合法参照
例)薏苡仁、枸杞子、蓮実、胡桃、ピーナッツ、芋類
八宝粥(豆)
② 薬米分製:煎液・薬粉を作っておく
例)センナのスープでトマトと卵のスープ
③ お粥の特徴
・ 脾胃運化吸収に優しい(米の性味帰経)何でも仲良くできる、配伍しやすい
・ 年齢体質を選ばない(適用範囲が広い)
・ 処方に合わせやすい
・ 作りやすい
中国の古い言葉「白粥自養」→白粥だけでもOK!
次回(11/22)&その次(12/13)の授業=薬膳に常用する食薬
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◎ 卒業作品発表:何を見るか?
① 弁証:症状に合ってるか?
② 施膳方針:証と合ってるか?
例)湿熱内蘊→清熱去湿・清熱利湿 ×健脾利湿、補腎養血
中医学は症状ではなく、病因に対する治療。
① 料理名(余計なことは書かないほうがいい)
② 病状:例)冷え性、咳漱鼻水、熱
対象:例)OL、20~30歳台の冷え性OL、ヘルシー志向、
病候:例)寒証的な風邪、陰陽、
③ 弁証:例)湿熱内蘊、肝鬱気滞
④ 施膳方針:例)疏肝理気
⑤ 施膳食(薬)材
⑥ 調理法
⑦ まとめ・記述:例)黄耆の場合、グループ分けで説明・一覧表(性味帰経表)
例) レバー・補血養血・温なので涼の大根を加えた
⑤⑥=岡本先生が見る。
採点=優・良・中・可
提出すれば落ちることは無い。